内見で後悔しないために
賃貸物件を探すとき、内見(見学)はとても大切なステップです。
しかし、**見るべきポイントを知らずに行くと「入居してから後悔する」**ことも…。
「収納が思ったより狭かった」
「隣人の騒音がひどい」
「夜道が怖い…」
そんな失敗を防ぐために、この記事では賃貸内見で絶対チェックすべき10項目を不動産業者の視点でわかりやすく解説します。
内見時に絶対チェックすべき10のポイント
① 周辺環境(昼と夜で印象は変わる)
- 最寄駅からの道のりは明るいか?
- 夜道に街灯はあるか?
- コンビニ・スーパー・ドラッグストアは近いか?
- 騒音(車・工事現場・学校など)はないか?
昼と夜、平日と休日で印象が変わるので可能なら複数回見に行くのがベスト!物件のグレードだけに捕らわれない事が大事。総合点で物件見ていきましょう。
② 建物の外観・共用部の清潔感
- ゴミ置き場は整理されているか?
- 郵便ポストは壊れていないか?
- 廊下・階段は清掃されているか?
- 管理状態が悪いとトラブルが多い可能性も…
共用部分が汚いと管理や民生が悪い事があります。逆にきっちりしすぎてゴミなど監視される煩わしさもありますので自分に合っている方を選べましょう。
③ 室内のニオイ・湿気・日当たり
- 入った瞬間のニオイ(カビ臭・生活臭)はないか?
- 壁紙や天井にカビや染みがないか?
- 日差しの入り方は?昼でも暗くないか?
特に湿気がこもりやすい1階・北向き物件は注意。ただ築年数もよりますので古い物件なら致し方ないという事もあります。
④ コンセント・テレビ・ネット回線の位置と数
- コンセントの数と場所は足りているか?
- Wi-Fiや光回線の設備はあるか?
- テレビジャックは部屋のどこにあるか?
家具配置に大きく関わるので要チェック!インターネットを主流にしている方は必須の作業です。回線をつなぐ方式には電話回線のVDSL方式と直接NTT回線がコンセント型になっている方式があります。電話回線ですとスピードが落ちますので確認しておきましょう。
⑤ 水回り(キッチン・浴室・トイレ)の状態
- 水の出はスムーズか?
- カビ・サビ・水漏れの跡がないか?
- キッチンのシンクは狭すぎないか?
- ウォシュレットや追い焚き機能はあるか?
築年数が古い物件ほどここが落とし穴になりがち。内見中に水をジャージャー出すと不動産屋さんに嫌がられることが多いですが入居してからシャワーが弱いなどのケースがたまにあります。させてもらえるならシャワー位は相談してみるのも良いかもしれません。
⑥ 収納スペースの広さと位置
- クローゼットはどれくらいの奥行きか?
- 押入れ・下駄箱・キッチン収納などの数と大きさは?
- 収納にハンガーパイプや棚はあるか?
「収納スペースの少なさ」は住んでから不満になりやすい!特にコートなど押し入れですとそのままかけれないので気を付けましょう。
⑦ 窓・玄関・鍵の防犯性
- 窓の施錠(補助鍵)はついているか?
- モニター付きインターホンはあるか?
- ドアスコープ・ドアチェーンの有無は?
- ピッキング対策された鍵か?
とくに女性の一人暮らしや1階物件では最重視すべき。鍵交換代はかかりますが任意だからと言って交換しないのはリスクがあります。
⑧ 電波・Wi-Fi・携帯の入りやすさ
- 自分のスマホで電波が届くか確認
- 室内でも圏外になるエリアは意外と多い
- モバイルWi-Fiやキャリアによって差が出る
内見時に実際にスマホでチェックしよう!意外とどこでもつながると思いきや格安スマホは特に繋がりにくい場所があります。
⑨ 騒音・上下階や隣人の気配
- 隣の部屋や廊下の音は聞こえるか?
- 上階・下階の音は響かないか?
- 隣人の生活スタイル(昼夜逆転など)も要確認
🔊壁が薄い木造・軽量鉄骨の物件は特に注意!個人情報がありますのでどういった方が住んでいるかは簡単な説明のみとなりますがバルコニーなどから洗濯物などを確認すると良いと思います。例えばお子さんがいる方は下の階の方もお子さんがいるのかなど。お互い様ですので寛容である可能性が高いです。逆に高齢者や一人暮らし方などは静かに暮らしたいという方が多いです。
⑩ 質問すべき項目(営業担当に確認)
- 前の入居者の退去理由は?
- 更新料・違約金の有無
- 管理会社の対応体制(24時間対応か)
- 住民の年齢層やトラブルの有無
気になることは遠慮せず聞くことが大切です。ただうるさいお客かもと思われたら審査時にマイナスになるので話に織り交ぜながらそれとなく聞くのがコツです。
内見時に持っていくべきものリスト
- ✅ メジャー(家具の寸法確認用)
- ✅ スマホ(写真・動画・録音)
- ✅ 筆記用具とメモ帳
- ✅ チェックリスト(この記事を印刷してもOK!)
人間は5件以上見ると記憶にとどめて置けないと聞きます。写真を撮っておくと良いでしょう。
🔚まとめ|“見るべきポイント”を押さえて理想の部屋選びを!
内見は、ただ部屋を見るだけでなく、**「ここで暮らす自分を想像する時間」**です。
事前に見るべきポイントを押さえておくだけで、
「失敗しない賃貸選び」が可能になります。
✔ 後悔しないためにチェックリストを活用しましょう!
✔ 迷ったときは、信頼できる不動産業者に相談を。
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